求人内容相違によるトラブル


仕事を探す場合、一般的には、求人票に記載された内容を基に検討・応募することが多いと思いますが、中には、入社した後に『求人票の記載内容』と、実際の『就業状態・賃金』などが異なるケースがあるようです。(岐阜労働局 ハローワーク岐阜より)

 

ハローワークでは求人内容相違に関するトラブルの状況によっては、面接を受けた方への事実確認を行い、求人内容の是正指導や、場合によっては紹介保留とするなどの対策を行っているとのことですが、全ての求人票に相違がないとはいえません。

 

【求人内容相違によるトラブル事例】

・求人票は「正社員」→ 実際は「正社員以外」

・求人票は日給「7,000円」→ 実際は「6,500円」

・求人票は社会保険「加入」→ 実際は「未加入」

・求人票は休憩時間「90分」→ 実際は「60分」

・求人票は試用期間「なし」→ 実際は「あり」

 

求人内容相違のトラブルは、根本的には企業側に責任がありますが、応募者としては、採用後のトラブルに巻き込まれないよう、求人票に記載された内容を十分に把握し、面接時に『あいまいな説明(あいまいな返答)』があった場合には、遠慮せずに知りたいことはしっかりと確認をするようにしましょう。

 

上記トラブル事例の他にも、給与や労働時間、休日日数など、応募する上での重要項目でも相違があるケースもあるようです。

 

また、入社後に取り交わす労働条件を明示した書面(「労働条件通知書」等)についても、求人票に記載されていた内容と相違がないことは確認しておきましょう。

資料:岐阜労働局 ハローワーク岐阜(岐阜公共職業安定所)

『求人広告』を見て、面接・就職するときは


なお、ハローワークのような求人票であれば、必要事項はほとんど書かれていますが、求人広告などは紙面の大きさが限られているため、たくさんの情報を一度に比較検討できる反面、詳しい情報は掲載されていません。

 

求人広告を利用して就職する場合には、少なくとも、ハローワーク求人票と同程度の情報は把握したうえで就職できれば、『こんなはずではなかった』という後悔は少なくなるでしょう。