仕事の探し方について


『自分の人生は自分で切り開くもの』などと言われるものの、社会経験のない学生の考え方でうまくいくことは多くはないものです。新卒の場合には、高校・大学等の相談窓口を上手に活用することをおすすめしています。また、家族や親戚など、しっかりと仕事をして生活している方の話を聞くことも大切です。

 

転職を検討している場合、または求職中の場合には、自分で動いて求職活動を行い、自分が納得して続けられる仕事(会社)に巡り合うように、こまめに求人をチェックするようにしましょう。また、本当にやりたい仕事、就職したい会社であれば、求人が出ているかどうかにかかわらず、会社に直接アプローチしてみても良いかもしれません。(会社によっては困ることもありますので、事前にご確認ください。)

 

 就職(転職)の失敗を防ぐためには、なによりも、求人票の内容だけではなく、具体的な業務内容を十分に聞く、職場環境を実際に見せてもらう、どんな理由で現在求人をだしているのか(欠員、増員、業務拡大他)なども確認し、自分の希望にあった仕事を見つける努力をすることが大切です。

 

賃金をもらうということは、「労働力を提供した代わりに報酬を得る」ということであるため、「仕事がとても忙しい」「いろいろなお客様がいて接客は大変だ」「営業はノルマもあるので精神的大変だ」「筋力も使うので、体が疲れる」「仕事に集中力が必要なので大変だ」など、仕事の内容によって、さまざまな「大変さ」があると思います。

 

しかしながら、就職先は自分の人生に大きな影響を与えるため、夢ややりがいだけではなく、生活も含め、自分が納得できるしっかりした就職先を探すことが大切です。(参照:ブラック企業について)

 

特に、①実際に働いている職場を見せてもらうこと、②(可能であれば)実際に働いている人から話を聞かせてもらうことは、自分の仕事のイメージと合っているかを確認するために、(ブラック企業を見分けることも含めて)とても有効です。

なお、華々しい業界や会社でも、実際の仕事はほとんどが泥臭い仕事ということは往々にしてあります。外から見た会社のイメージと実際の仕事内容には大きなギャップがあることで退職する方もいますので、面接の際などに仕事内容などをしっかり確認しておきましょう。

求人雑誌、求人広告について


求人雑誌や地域新聞等の求人広告は、地域や職種でカテゴライズされ、仕事の検索は大変便利ですが、掲載スペースが限られているため、『主な情報』しか掲載されていない場合があります。

長く続ける仕事に出会うためには、紙面だけではわからないことを面接等で確認するようにしましょう。

仕事を探すタイミングは在職中か退職後か

求人を探すタイミングは、就業中ではない方については、「GW明けから」「年末年始明けから」などのタイミングもあるかもしれませんが、1日でも早く活動を始めることをお勧めします。

 

また、現在仕事をしている方については、『今の仕事を大切にしながら』、在職中の転職活動が良いと言えます。すぐに希望の就職先が見つかるとも限りませんし、希望に合う転職先が見つからない場合、退職しているとさらに困ることになります。

 

今の仕事を大切にしながら、在職中から納得できる転職先をじっくりと探すことをお勧めします。